糖尿病の人は、細菌に対する抵抗力が弱くなります。そのため、包皮や亀頭にわずかな傷がついただけでも、大きな炎症となるケースもあります。糖尿病の人が包茎になると、包皮と亀頭との癒着が強かったり包茎が進行して裂けやすい状態になっていることも少なくないのです。裂けると、そこからますます細菌が入りやすくなり、炎症や亀裂がさらに悪化してしまいます。
するとますます裂けてしまい、負のスパイラルに陥ってしまいます。排尿時に染みて痛みが出たり、じっとしていても痛みや痒みで日常生活にも支障を来すでしょう。このように、糖尿病がある人の包茎はない人よりも症状が重くなっているケースが多いのです。悪化していると、難易度が高くなるので、糖尿病の人の手術を嫌がる医師もいます。
手術の難易度が上がるだけではなく、術後も問題点があります。細菌に感染しやすいので、術後に化膿したり包茎手術の傷が治りにくくて癒合不全を起こすリスクも高まるのです。しかし、術前術後の管理をしっかりと行えば大丈夫だと断言する医師も、少なくはありません。包茎手術を受けようと思ったら、糖尿病の主治医に紹介状を書いて貰うと良いでしょう。
少なくとも、今の血糖値やHbA1cの数値はきちんと伝えられるようにしましょう。検査データがあれば、持参するのがベターです。そして、服用中のお薬の名前や量もきちんと伝えられるようにお薬手帳を持参しましょう。サプリメントや健康食品を使っている人は、そのことも申告してください。
アロエは出血しやすくなるしセントジョーズワートは麻酔に影響するなど、サプリメントや健康食品が手術に影響を及ぼすこともあるからです。食事指導や運動療法を受けていると思いますが、それらをきちんと守ってHbA1cを基準値内に収めるようにすることが非常に重要になります。また包茎手術が無事に終わった後も、油断しないで食事療法や運動療法を守ることが大切です。包茎手術のことならこちら